技術資料-1

インバータ周辺機器の役割

インバータ周辺機器の役割について
※各メーカー毎に詳細は異なるため、代表的な例を記す。

●零相リアクトル
外来ノイズ及びインバータが発生する伝導ノイズ、放射ノイズを低減する。
  • 巻数(貫通数)が多い程に効果が見込める。
  • 入出力の配線経路のどちらにも使用可能。
    (出力側に使用する場合、加熱防止の為、巻数上限有り)
  • 低減効果不足の際は、ラインフィルタ
    (EMCフィルタ、LCフィルタ等)も併せて検討する。
●容量性コンデンサ(ラジオノイズフィルタ)
インバータ電源側に取付け、放射ノイズを低減する。
  • ノイズの影響が少ない場合はラジオノイズフィルタのみでも良い。
  • 簡素なノイズフィルタ
  • 零相リアクトルと併用すると、効果が高まる。
●ACリアクトル(交流リアクトル)
インバータ入力側に接続し、入力力率の改善及び入力側高調波電流を低減する。
  • 力率改善、電圧不均衡、高調波電流の低減はDCリアクトルの方が効果が期待できる。両方使用することも可能。
  • 電源系統側からの電圧波形歪みや、電圧振動、瞬間的な電圧降下によるインバータの誤作動、損傷防止。
●DCリアクトル(直流リアクトル)
インバータ直流部に接続し、入力力率の改善及び入力側高調波電流を低減する。
  • 電源系統側より流入する高調波成分と波高値の低減により、インバータ内部コンデンサの保護。
  • 入力電流値が下がる事により、遮断器、電磁接触器、入力側動力配線のサイズダウンが見込める。
  • 電源側の相間電圧に不均衡がある場合に使用すると、相電流の均等化が図れる。
●ラインフィルタ(EM Cフィルタ等)
外来ノイズ及びインバータが発生する伝導ノイズ、放射ノイズ、誘導ノイズを低減する。
  • 単体での効果は零相リアクトルよりも高い。工作機械、需要家ライン等では真っ先に検討する。
  • 出力配線にシールド線を使用する事で、より効果が見込める。「EMC指令」対応制御盤には必須。
  • 出力回路用ラインフィルタを組み合わせる事で、より効果が見込める。
●出力回路用フィルタ
インバータ出力配線側からの放射ノイズ、誘導ノイズを低減する。
モータ端子電圧の振動抑制。
  • 配線長が長い場合のノイズ対策に使用する。
  • 出力側サージ電圧抑制により、400V系インバータ駆動でのモータ絶縁損傷の防止。

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